maxi cityさんのガレージ

 maxi cityさんのGA1のフォトデータです。
GA1で、大幅に手が入っていて....というと、GA系シティのオーナーならピンと来る...
そう、かつてMAXI CITYと呼ばれ、Af誌を始めとするオートファッション誌を総なめにした伝説のマシンが、まったく違うカテゴリーのマシンとなって戻ってきました。
以前のマシンのモディファイの方向性はどうだったかというと、こんな感じです♪

写真(クリックすると拡大) 説明
前景 #1:道端に停車中のmaxi city。

ということでも判るとおり、ロードゴーイングカーです。
真正面からこの車を見たとき、GA1の面影が残るのはライトとウインカー部分くらいではないでしょうか?
GA系シティのアイデンティティの1つであるフロントフェンダー周りのボリュームはオーバーフェンダーで隠れてしまっていますし、インタークーラーもあることから『若しかしてEPスターレットのターボ?』な雰囲気も微妙に漂います。
ここまで大規模にエクステリアに変更をかけているものの、FRP屋さんに知り合いがいるお陰で非常に安上がりに仕上がっているとか。でもこのクオリティ、腕のいい職人さんでないと出せないですよ。
ちなみに、あと5本くらいは起こせる”らしい”ので、GA1に乗っている方でご希望の方がいらっしゃいましたら是非ご連絡を♪

後方 #2:リヤのルックス。

これを見ると『GAだ』と。サイドウィンドウやリヤハッチ、コンビネーションランプの外形は見まごう事なきGAのもの。
また、maxi cityのアイデンティティの1つであるリヤコンビランプですが、旧バージョンと比較して「LED化」されていることが判ります。
それから、リヤバンパーの後方への張り出しが小さい、バンパーライン自体がびみょーに小さくデザインされる代わりにリヤフェンダーが大型化。
Afを賑わせた頃のままというとリヤスポイラーくらいのような気もします。
ただそれもウィングの翼面の立ち上がり部分がびみょーに違うような気も。
N1ジャングルジムも組まれ、室内側の剛性はバッチリ。
あとはエンジンルーム部分の剛性が気になるところ。
サーキット疾走中 #3:サーキット走行中

 筑波でのシェイクダウンの時のもののようです。
っちゅうか...シェイクダウン、つまり足回りセッティング未了、エンジンセッティング未了、なーんもかんも未了の状態で1分06秒台(機械測定)。
予想しているだけのパワーが出ているとしたら、もう1回り大きいホイールとかでもいいかもな....
メーター #4:メーター。

先行してハザードランプ移設の項でも紹介していますが、前のバージョンのものと比べても美しい....っちゅうか、このメーター、Artの域に達していると思うんですけど。
現物を是非拝んでみたいっ!
行っちゃおうかな、関東圏♪
バンパーの中身。 #5:エンジンルーム

 G某の更に右斜め上を行くエンジンルーム。
それでなくてもGA2に比べて小さいエンジンルームはD15B、アルミラジエーター,インタークーラー、オイルクーラー等々でイパ〜イです。
っちゅうかイパーイすぎてアッパーのメンバーが.....
G某の場合準オリジナル形状でアルミでリメイクされ、前方に移設されているのですが、この子の場合....
イグニッションも同時点火システムのものを導入。なんかここら辺の説明をお聞きするだけで3日はかかるかもな感じです。
バンパーの中身#2 #6:フロントセクション別アングルから。

 強烈なタコ足です。ラジエーターの直横を通ってます。サーモバンデージは必須ではないかと要らぬ心配をしてしまいそうなくらい近いです。

なんか拍手を叩いて拝みたくなりそうな(ぉぃ>わし)
室内モディファイ中の1ショット #7:モディファイ中の室内

 わずかに見えるドアトリムに旧maxi cityの面影を見ることが出来ますが、それ以外はバリバリの走り屋さんでもそこまではあまりやらないだろうというサイド2本クロス+当て板って....

超ハイパーウルトラスーパーソリッドなボディの香りが....

しかしここまで綺麗にメルシート剥がし後を仕上げてるのって、魔女号の製作過程のほか、これまで見たことはありませんです。
コンソールその他も引っぺがし、ハーネスも剥き出しで隠れたところもバッチリ...の模様です。
ちなみにこのメルシート剥がしと塗装作業、『自家塗装』だそうです。こ....これは....


参りましたm(__)m

サーキット走行中 #8:そして....筋肉系こまねずみは舞い降りた。

 GA系の『コーナーはいいのだけれど絶対的なパワーが...』
あるいは『ボディ剛性がGA2よりも無い』という頚木から解き放たれたGA1。
一体どこまで速くなってしまうのでしょうか?
驚愕を通り越し戦慄さえ覚えてしまいそうです。
現物を見に行く機会がある人なら、一見の価値は、間違いなくありです。
何せ加えた手間暇という点での希少さもさりながら、ベース車両が更にレアなGA1ですから。
C車乗りの希望の星といっても過言ではないかも。
#9:フロントホイール

 あい、チラッと見えるのがポルシェ964のブレーキです。
圧倒的なストッピングパワー(♪)を支えるのがこのキャリパーです。
それと、フロントバンパーやフェンダー部分の仕上がりは、やはりワンオフものの素晴らしい品質を感じさせます。FRP特有の面の歪みが全然無い(ーー;)
しかも何気にホイールは16インチ。
#10:リヤディスクブレーキ

EK9のブレーキの移植もの。
かなーり自然に装着されています。
ただしmaxi cityさん曰く『そのままでは効きすぎ』だそうです。
ホイール、こっちは15インチ。
#11:内装完成図。

 ドアトリム等はノーマルに戻した模様です。
こうして車内だけを見ると激トンガリ系を想像させるのはロールバーとカーペットレスなとこくらいですが....
#12:ドライバー側から。

えらいフィニッシュが綺麗です。改造車にありがちな乱雑さが全くありません。
判る人にはそこいらへんがまた不気味かも。
とにかく綺麗。ハンドルはデタッチャブルなものに変更で、細かいところも芸あり、ですね。
でも何故エアコンパネルは生きてるんだろう...というか使える?若しかして。
#13:上記のアップ。

何も申しません。ご覧ください。
わしなんか拝んでしまったですもんねー。


これでカップホルダーかなんか
付いてたらほっとするんですけど(ぉぃ)

#14:進化するテールランプ。


 多分このままだと車検NGッぽそう(赤のリフレクターレンズがついていないので)ですが、確実に進化してます。
丸三連テールはLED化。これもインパクトありますねー。
旧デザインはアレはアレで好きなのですが、これもまたいい。 作った方のセンスが感じられます。
#15:リバースランプ点灯中

 この白いのが欲しいといってどのくらいの人が汎用の白色LEDに走り、失敗したことか(w
これだけ明るければ無問題でしょう。アップで見ると判りますが、一般の市販品では考えられない(というかありえない)密集隊形の白LEDです。
これで赤リフレクタレンズがあれば、市販できるクオリティ。
(私なら買いに走るかも。んでGA1のレンズととっかえひっかえ着せ替えする♪)

現在判っている変更点:

変更箇所 詳細
ブレーキ Front-Porche 964リヤ4ポッド対向キャリパー
Rear-EKシビックTYPE Rのリヤブレーキアッセンブリー(マウント自作)
エンジン D15B(シビック)+TD05シングルターボ(過給圧0.7)
圧縮率はノーマルガスケット2枚重ねで落としています。
点火系:デスビ廃止&同時点火システムを導入。
吸気系:Fコン&Vプロ(オリジナルD15Bはキャブ系なので新設)
排気系:オリジナルタコ足(ターボをつけるのでここは(^_^;

パワーはどの位出ているのか不明。多分200馬力位、とのこと。
足回り サスペンション:CRUX(G−Force:筑波仕様。F16K/R7K)
継ぎ目に乗ると車半分分ほど『飛ぶ』そうです。(ボディ強化のおつりがきているのかも)
ホイール:フロント16インチ 7J/リヤ15インチ 6.5J
タイヤ:フロント225-45/16/リヤ195−55/15
 やっぱりノーマルでは想像つきませんね。このサイズのものを履いて振り回したらタイムダウンは確実。
すーごーすーぎー(@_@)
外装 F/Rバンパー:オリジナルワンオフ
F/Rフェンダー:オーバーフェンダー化
サイドステップ:ワンオフ
リヤスポイラー:ワンオフ
リヤコンビネーションランプ:オリジナル
内装 メーター類:オリジナル
N1規定仕様ロールバー(サイドバークロス+プレート)

シート:スパルコ/WRCPRO

 かつて、AAシティでブルドックレースの車両に憧れ、シティ・ブルドックIIを『ブルドックレースの車両以上』にフェンダー部分を拡張した方(記憶違いでなければ山形の女性の方。当然ナンバーは3ナンバーになっちゃいました)がいらっしゃいましたが、ある種それに匹敵するかと。

 さて、私もかねてより不思議だったのが、
何故こんなにも方向違いのほうに転し、かつとんがりきってしまったかということ。
御本人の弁によると

>今回の大変身の理由は、前からの友達が筑波でレースしていて、それを見に行って
>しまったのが事のはじまりで、昔の走り屋さん魂がムラムラと戻ってきてしまいました。
>でも、今の仕様になるのに2年もの制作日数がかかってしまいた。

やっぱりサーキットには魔物がいるのでしょうか?私が実際に手を加え始めたのもサーキットに行ってからですし。
んでですね、私の集めた情報が正しければ、

この車をおこすために、Y!のオークションで
シビックを1台丸ごと買っている


はずです。(ま、まじっすかーっ)

 競技仕様に振り切っていない、競技走行に不要な内装を敢えて残してらっしゃるのはやはり公道使いをも考慮されていて、『あまりにもドン空レースカー(内装剥がしきりで走行向きに振り切った仕様)にはしたくなかった』ということがあるとのことです。やっぱり内装がないと、結構寂しいですからねぇ。(ぴくせるの地方だと、のみならず冬は寒すぎて命に危険が(w)
目標は『バーバリーの仕立てのいいスーツを着た野獣』かな♪
内装のデザインやレイアウトに関して、意識している先は、WRCのコンペティションカーだそうです。確かにクローズドサーキットのピットに置いても変ではない一方、どっかのラリーのパルクフェルメで、プジョー206WRCの隣に置かれてても変ではないような。

あ〜、すご〜くかっこいいよぉ(憧
しかもなんちゃってじゃないから、なおかっこいいよぉ(ToT)

すみません、ほんとにかっこいいので我を忘れてしまいました。

 オリジナル/ワンオフパーツがたくさん使われてはいますが、多分最もオリジナリティあふれ、かつパワフルなのは、実はオーナーの情熱そのものなのだろうという♪
いや、参りましたm(__)m

 maxi cityさんのマシンの現況等については、こちらのサイトでも見られます。


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